マーケティング

【顧客心理マーケティング物語 ー第1話ー】

いつもありがとうございます。

今日から、
「顧客心理マーケティング物語」と題しまして、物語を交えながら、
問題形式でマーケティングについてお話させていただければと思います。

では、まずプロローグからご覧ください。

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◾︎プロローグ
ー想像しながらお読みくださいー

とある国に、『炭焼き山』がありました。

そこには、たくさんの炭焼窯があり、
良質の炭が作られていました。

『炭焼き山』を管理しているのは1人の親方職人。

「火力が強く煙の出ない良い炭」を作ると評判の親方のもとには、
たくさんの職人が働いていました。

親方の指導のもと、
職人たちがそれぞれの窯を構えて
炭を作っていたのです。

また、それぞれの窯には
数名の少年たちが見習いとして働いていました。

親方にあこがれ、炭焼きの技を身につけようと、
各地から集まってきた少年たちです。

少年たちは、近くの村にある『教会』で
共同生活をしながら『炭焼き山』に通っています。

昼間、少年たちは、数人ずつのグループにわかれて、
職人のもとで作業を手伝います。

夕方になると作業を終えて山を下りてくるのです。

『炭焼き山』から少年たちが泊まっている教会までは
一本道が続きます。

そこは、『炭焼き通り』と呼ばれ、
少年たちはおしゃべりをしたり、物思いにふけったりしながら
帰ってくるのです。

山から戻ってくる少年たちのなかには、
顔にススををつけた少年がいます。

また炭材を準備しただけなのか、
ほとんど汚れていない少年もいて、
少年たちの汚れ具合はバラバラです。

教会がある村には、ひとりの男がいました。

男は、村で小さなお店を開いていました。

雑貨やパンなどを売ってほそぼそと暮らしていました。

その男には好きな女性がいました。
村一番の美人と評判の家具職人の娘です。

男はその娘と結婚の約束をしていました。

しかし、お店の売上は少なく、
ひとりで暮らしていくのがやっとの状態です。

このまま結婚しても、
男の稼ぎでは暮らしていけそうにありません。

どうにか売上を増やしていかないと、
結婚式を挙げることも難しそうです。

男の店は、炭焼き通りの脇にありました。

そこで、男は山を下りてくる少年たちに
水を売ろうと思いました。

しかし、水の売れ行きは限られていました。

脱水症状にならないように、
少年たちは仕事中に十分な水分を取っていたのです。

かといって、
パンの売れ行きも限られています。

教会の美味しい夕食が待っているからと、
パンを食べたがる少年も少なかったのです……。

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■第1問

男は炭焼き通り沿いの店の前に立っていました。

目の前を、
顔にススが付いた少年と、ススがついていない少年が
入り交じりながら次々と通り過ぎていきます。

男は通りすぎる少年たちを
じっと見つめながら考えていました。

「たくさんの少年が店の前を通っていくのに・・・」
「おいしいお菓子は作れないし・・・」

そのとき、男にひとつのひらめきが生まれました。

「よし。これを売ろう!」

さて、ここからが問題です!

◎あなたなら、何を売りますか?

何を売ったら売れそうでしょうか?
※完璧な答えはないので、お気軽にお考えください!

■解説:

今回の問題の趣旨は、
「お客様に何を売るか決めていますか?」
ということです。

物語に登場する男は、
歩いている少年たちを見ながら
「濡れタオル」を売ることにしました。

お客様の求めるもの(ニーズ)を探し、提供していくことが
販売していくにも重要なことですが、簡単には見つからないものです。

なので、この男は自分のできそうなことから考えて、
「濡れタオル」を選んだのです。

このような発想を「シーズ志向」といいます。

「シーズ」とは、
自分が持っている技術や材料のことをいいます。

事前にお客様のことをリサーチできることにも限界があるため、

このような形を取って販売していくことも少なくないです。

今回は序章として、
このような商品の提供の仕方になりましたが、
次からは、このようなときに使える
『顧客の心理面』から考えるアプローチをご紹介していきます。

最後までご覧いただき、
ありがとうございました!

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