いつもありがとうございます!
今日も、引き続き、
顧客心理マーケティングについて、
物語とともに、問題を出していきたいと思います!
では、第3話の始まりです!
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■第3話
1日働いて疲れたのか、
2人の少年が会話もなく歩いてきました。
ひとりの少年は顔にススを付けていますが、
もうひとりの少年は顔にススがついていません。
男は、ススをつけた少年に、
「濡れタオルはいりませんか?」
と声をかけました。
すると、ススをつけた少年は、
「いらないよ!」
と通り過ぎて行きました。
そして、
「濡れたタオルをください!」
とススをつけた少年が近づいてきたのです。
男は、
「なぜススをつけた少年が濡れタオルを欲しがらないのだろう?」
と疑問に思いました。
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■第3問
なぜススをつけた少年は濡れタオルを欲しがらなかったのでしょうか?
■解説
「顔が汚れているから顔を綺麗したがっている」という発想は、
第三者の勝手な思い込みでしかありません。
少年の立場になって考えてみましょう。
2人で歩いてきているということは、
お互いの顔を見ているはずです。
顔が汚れている少年は、
顔が汚れていない少年の顔を見ている。
一方、
顔が汚れていない少年は、
顔が汚れている少年の顔を見ている。
二人の間に会話がなければ、
顔が汚れていない少年は、
「自分の顔も汚れている」と思い、
濡れタオルを買います。
顔が汚れている少年は、
顔が汚れている可能性に気づかないのです。
■教訓
【しっかりと深くお客様の立場に立って考えよう!】