いつもご覧いただき、
ありがとうございます。今日は、「顧客心理マーケティング物語」
第11話をお届けします!では、
さっそくご覧ください。——————————————————
■第11話
「店の前にイスを置こう!」
「そうすれば、少年たちも顔を拭くとき楽だろう!」
そう考えた男は、
朝早くから炭焼き通り沿いで、
大工仕事そしていました。天気がよく、雲ひとつない
快晴の日でした。あっという間に気温が上がり、
男は汗を流しながら働いています。その横を、
炭焼き山へむかう少年たちが通り過ぎていきます。男は、
「冷たい濡れタオルを用意しておくからね!」
と声をかけながら見送りました。そして、夕方。
炭焼き山から降りてきた少年たちに声をかけると、
朝に声をかけた少年ばかりが近づいてきました。「本当に冷たいや!!」
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■問題:
いったいどのような心理が働いて、
声をかけた少年たちばかりが近ついてきたのでしょうか?■解説:
朝、少年たちは汗を流して働いている男に出会いました。
少年たちのためにイスを準備し、
汗を流して働いている男です。男の姿を見た少年たちには、
自然と男に対する感謝の気持ちが生まれました。「自分たちのために、わざわざ暑い中、汗を流してくれている」
という気持ちです。自分がよく行く洋服のお店などで、
自分好みのものを覚えていてくれて、
取り置いてくれているような感じですね!そういったお店には行って
「なにか買ってあげよう!」と思っちゃいますよね!!多くの人はお互いに感謝の気持ちを表しながら、
コミュニケーションしていきます。そこには、
『○○してもらったからお返しに□□してあげる」という
「感謝のサークル」が生まれています。「返報性の法則」とも言われますが、
お互いの信頼がベースとなって、
言葉に頼らないコミュニケーションが生まれるのです。今回は、
『商売は信頼が大事。
どこまでお客様のことを考えて尽くせるか。』
というお話でした。今日も、
最後までご覧いただき、
本当にありがとうございます!