いつも本当にありがとうございます!
「顧客心理マーケティング物語」
第18話まできました。今回は、「やり過ぎ注意!」というお話です。
何をやり過ぎてはいけないのでしょうか?
それではどうぞ!
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■第18話
男の店と隣の店は競いあうように炭焼き通り沿いに
看板を増やしていきました。最初は通り沿いにの目立つところにしかなかったのですが、
いまでは、炭焼き通りのどこを歩いても、
量店の看板が目に入るほどになっています。ある日のこと、少年がポツリと漏らしました。
「看板が多すぎて、なんかいやだよ」
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■問題
なぜ少年に嫌な気持ちが芽生えてきたのでしょうか?
■解説
広告をだすとき、露出量で圧倒するというやり方があります。
この場合でも、露出量の増加に応じて、
単純に売れ行きが上がるということがありません。広告の反復が繰り返されると、
人はだんだんと退屈で苛立たしくなってきます。あなたも同じ広告をたくさん目にして、
目障りになったことはありませんか?やり過ぎは効率が悪くなるどころか、
拒否反応さえも生みかねないのです。■広告において注意すべき点
◯ハードセル広告
⇒ 強い調子で売り込むタイプの広告は、
拒否反応を受ける確率が高くなります。◯比較広告
⇒ アメリカなどでは一般的な自社の商品と他社の商品を
比較する広告ですが、日本では反感を生みやすいと言われて
います。◯重畳効果
⇒ 同じような広告がたくさん溢れてくると、
それらの広告は記憶に残らなくなっていきます◯スリーパー効果
⇒ 一度納得したことであっても、時間の経過とともに、
納得していたことを忘れていく傾向が出てきます。以上、
第18話でした!最後までご覧いただき、
本当にありがとうございます。