いつも本当にありがとうございます。
今回は顧客心理マーケティング物語の
第33話です。——————————————————–
■第33話
男には、
ずっと考えていたことがありました。いつまでも『濡れタオル』だけを売る店でいいのか
ということです。男は見せにくるお客様に、
いろいろな癒やしを提供したいと
考えていたのです。考えぬいた結果、
男は、『濡れタオル』を提供するだけの店ではなく、
『仕事の疲れを癒やす店』とすることにしました。仕事の後に気持ちよくなるサービスを
提供する店です。マッサージやアロマテラピーの導入も
考えています。そして、
提供する商品には共通のマークをつけ始めました。■解説
男は、
店で提供するものを『濡れタオル』だけではなく、
『仕事の疲れを癒やすもの』に広げることにしました。それまでの男の店でも、
仕事の疲れを癒やす効果があったはずです。しかし、
それを全面に打ち出すことにより、
今後の品揃えが変わっていきます。また、
店を利用するお客様の認知も変わるのです。このときポイントになるのは
「共通のマーク」です。人が購入する商品やサービスを決定するときの判断基準は
品質の違いだけではありません。近年、とくに日本では、
競合する商品の多くが対等の品質を持っています。その中にあって、
明確な差を創りだすのがブランドです。フランドには、
生活者がその商品を選ぶ理由があるのです。男は、
「自分が提供するものだから安心して利用してください」という意味を込めて、
マークを付けました。今後の男のサービスが心をとらえるものであり続ける限り、
そのマークが男の店のブランドを象徴するものになっていくのです。■ブランド
ブランドには、
大きく2つの効果があります。1度使ってみて、その商品が良いと思った時には、
ブランドが付いていれば、それを目印に同じ商品ラインを
簡単に探すことができます。また、
同じブランドの商品であれば、
常に同じものが提供されると期待することも出来るのです。これに加えて、
ブランドは使用者が自己表現の手段として使うことも
できます。自分にブランドのイメージをかぶせることで、
人とは違った、優れた自分を演出することが
できるのです。以上、顧客心理マーケティング物語の
第33話でした。今回のお話はいかがでしたでしょうか?
次回は顧客心理マーケティング物語の最終回を
お届けします!最後までご覧いただき、
本当にありがとうございます。あなたとのご縁に感謝しています。
ブランド【顧客心理マーケティング物語ー第33話ー】
