いつもご覧いただき、
本当にありがとうございます。
今日も、顧客心理をストーリ調でお話していきます!
それでは、第8話をどうぞ!
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■第8話
ある日、なかなか売れなくなり、
焦った男は、
強引に少年たちに商品を売りつけてしまいました。
少年「いらないよ。」
男「そんなこと言わないで買ってよ!」
少年「いや、いらないよ!」
男「必要になる時が来るから!!」
男「ほら、どうぞ!!」
少年「わかったよ!」
と強引に売り込み、買わせたのです。
翌日、
「昨日、少年たちに
ちょっと強引に濡れタオルを売ってしまったかな…」
と男が反省していると、
昨日の少年たちがやって来ました。
男は声をかけます。
男「濡れタオルはいかがですか?」
男「昨日も買われましたよね??」
少年たちは横目で睨むと、
男の声を無視して、
黙って店の前を足早に通り過ぎていきました。
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■問題
なぜ、男は無視されてしまったのでしょうか?
すごく簡単な問題ですいませんです…m(_ _)m
■解説
今日は、さっさと解説にうつります!
男は強引に少年たちに濡れタオルを売りつけました。
その結果、
少年たちの心に男に対する不満の気持ちが生まれたのです。
「また何か買わされる!」と警戒して、
男の店に近づかなくなります。
一度だけであれば、
強引に売ったり、
誤認識をさせて売りつけたりすることはできます。
しかし、
このような売り方では、お客様の不満を生むだけで
リピート購入にはつながりません。
また、悪評も流れていきます。
新規のお客様に絶対的な価値を感じてもらって、
お客様に何度もリピートしてもらってこそ、
商売がなりたつのです。
お客様の満足を得るには、
長い時間と労力が必要になります。
少しづつ、時間をかけて信頼関係を築いていくしか
方法はないのです。
そんな時間をかけて築いた信頼関係も、
一度の心無い対応で崩壊します。
俗にいう、『信頼残高』というものになります。
第8話はいかがでしたでしょうか?
今回も、最後までご覧いただき、
本当に本当にありがとうございます。