いつも、本当にありがとうございます。
今回は、顧客心理マーケティング第16話です。
競合との差別化についてです。
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■第16話
『いやしタオル」という名前をつけて安心していたのもつかの間、
男はまた不安になりました。
「なんか、どっちのお店も同じように見えるよね~。姉妹店かな」
少年たちが噂しているのを聞いてしまったのです。
そこで男はお店の外観を変更することにしました。
「遠くから見て、目立つ色は何色だろう?」
男は真剣に考え、
ベースに白を使って「生活感」を出し、
緑を加えて「自然さ」を伝えることとしました。
お店の外観を変えた男は、
さらに考えました。
「お店の外観は違うものになったけど、
どっち店がいいのか迷うかもしれない…」
「そうだ、こちらの方が長い歴史があるということを知らせよう!」
男は、お店の周りに「元祖 濡れタオルの店」というのぼりを立てました。
しかし、すぐに隣の店の回りにものぼりが立ちました。
「本家 濡れタオルの店」というのぼりです。
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■問題:
男の店も隣の店ものぼりを立てました。
この「のぼりを立てること」には、
お客様にどのような意味を与えるでしょうか?
■解説:
マーケティングの世界では、
先にやったもの勝ちというルールがあります。
何か特徴があっても、主張しない限り、
それは生活者には伝わりません。
伝わらないということは、
生活者にとって『ないこと』と同じなのです。
たとえ取り組みが先でなくても、
初めにその取り組みを外部にアピールし、
伝えたほうが、その取り組みの先駆者になれるのです。
■ポイント:
この「のぼり」がいわゆるキャッチコピーになります。
ノボリに書く言葉=キャッチコピーによって、
同じようなものを売っているライバルと差別化を図ることができます。
注目を集める言葉、欲求を刺激する言葉、興味をわかせる言葉など、
自分の販売しているものをしっかりとリサーチし、
同じようなものを売っている他社のものをリサーチし、
他社より優れているところにフォーカスして、
そこからキャッチコピーを書き出していきます。
これは、セールスレター、ランディングページなどで
キャッチコピーを書き出す際の、一つのアイデアです。
以上l第16話でした!
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
わからないこと、聞きたいこと、知りたいことなど
なんでも結構ですので、
気軽にコメントください!
しっかりとお返事させていただきます。
今回も、最後までお読みいただき、
本当に、ありがとうございます!